いざ、発表会へ!
こんにちは!Lilyです。
また今年も年の瀬がやってきました。今年は暖かい年越しだそうですね。少しでも皆さんが体調を崩しにくいニュースで、嬉しくなります。
この後、クリスマスや年末年始というイベントを控えながらも、ラピスラズリでは絶賛、どのクラスも発表会を控え、いつもの冬とはまた違うレッスンに取り組んでおります。
来年の2月、ラピスラズリは2014年の創立から実に7回目の発表会となりました。
初めは、1曲だけ、他校の発表会に混ぜていただいて、1クラスだけの挑戦でした。終わった後の打ち上げでは、みんなとても緊張していた様子で、距離が縮まるきっかけがないまま発表まで進んでいくような形でしか、出演させてあげられなかったことを覚えています。
そこからは、どんどんラピスラズリのメンバーも分厚くなり、頼もしくなり、演目の見応えもレベル違いの出来上がりになってきました。
全体演目という名物演目も確立し、そんな先輩たちの演目を見て、また、あの演目に自分も参加したい!と思ってもらえるような作品まで作れるようになってきました。本当に、ありがたいことだなと思っています。
今、クラスに通いながらも、発表会に何曲か出演する皆さんは、どの方も本当に一生懸命取り組んでくれていて、先生としてとても誇らしい生徒さんがたに恵まれたなと、感じる一方で、
皆さんに「発表会というもの」について、まちがえて捉えさせてしまってはいけないと思い、私からのメッセージを届けたいと思います。
発表会でLilyが皆さんに期待すること
発表会というものは、そのスクールの色がこれでもかと出ます。
今回も、Belly dance school Jasmineさま、Sevda belly dance class さまの生徒さま、そして、インストラクターの先生方も出演される、「3校合同発表会」なので、ご覧になると、スクールの色、雰囲気が、とても違いとしてしっかり見えるでしょう。
だからこそ、皆さんらしさを誇ってほしいと思っています。
上手だから素晴らしい。揃っているから素晴らしい。そんな、価値観も確かにあるかもしれません。
でも、それよりももっと大切なことは。
あなたが大切にした、努力したもの、それを、ライトを浴びて、高いステージの上で、どなたかに見守っていただけること。
その晴れの日を、緊張しながらも、やりきれたのなら。少しの失敗も、なんてことはありません。
日常では絶対に味わえない、緊張、そして達成感、誇らしさ。あなたらしさを肯定していい時間。
それを、心ゆくまで、個人として、味わってほしいんです。
「ラピスラズリの顔に泥を塗ってはいけないと思うので、出演を辞退したいです。」というお言葉を発する方もいらっしゃいます。
とても配慮してくださった、考えて出された結論ですし、他にも理由があるかもしれないですから、受け止めます。
でも、私は、ラピスラズリの顔がどうなるなどは、考えたことはないのです。
皆さんにとって幸せな1日にしてあげたい。それだけです。
「Lily先生が想定しているようなクオリティの作品にしなければいけない」とおっしゃる方もいます。
お気持ちは、とっても嬉しいです。期待に応えたいと、思ってくださることが嬉しいです。
でも、私の期待というのは、「皆さんが昨日よりもできることが増えた、達成感が増えたその喜びに包まれる、幸せな1日であること」なのです。
Lilyの思いは、生徒さんが、生徒さんのために、踊ることを心から楽しんでもらって、同じクラスの仲間と一緒に過ごせる、人生でほんの少ししかないはずのこの一瞬を、楽しんでくれることです。
だから、ご自分を責めないでほしいんです。皆さんは、本当に私の自慢の生徒さんたちです。
どうか、頑張りすぎないで、一緒に踊ること自体を楽しんでいきましょう!
練習でできないことは本番でもできない
そして、練習としては、鏡を見ないで踊る訓練を始めていってほしいと思います。
最初、皆さんが自分の踊っている姿を写真や動画で見たとき、衝撃を受けることは、「前を見ていない」ということがほとんどです。
なぜなら、どこを見ていいかわからなくなって、目線を下げてしまうんです。
高いステージの上では、光があなたを照らしています。観客席の方を向かない限り、目は合いませんので、目線は高く!照明を見るような気持ちで、目線を上げ、鏡を見ずに、正確に踊れるように練習してみると、驚くほど本番に強くなれます。
練習で一度もやったことのないことは、本番では絶対できないもの。
本番ではそうします、なんて、思っていることは、できないと思ってほぼ間違いないのです。さらに、練習ではまちがえたことのないところを、本番では間違えるなんてのも、あるあるです。
今のうちから、少しずつ、想像で良いので、本番環境を見据えて練習をしてみてくださいね。
鏡を見ないと、正確にできているかわからない。
それは、視覚に頼りすぎている証拠です。
ムーブメントが正しいはずのとき、身体のどこかがきつかったり、痛かったりする場所があるんです。
そのきつさ、痛さ、辛さを、身体で覚え、身体がそのサインを伝えてきたら、正しいムーブメントだ!と、自信を持つことができます。
それの積み重ねが、「本番力」を鍛えます。
私たちダンサーは、ソロの演目なら、鏡のある場所では練習をほとんどしません。身体と対話をしているから、鏡を見る暇は逆にないんです。笑
本番やステージ上では、身体の声を聞きながら、耳では曲を聴きながら、目線ではお客様の顔を見ていますよ!
それくらいの余裕が生まれると、踊りはもっとショーアップしていきます。鏡に頼らないことで、そのきっかけを見つけてみてほしいです。
いざ、発表会は、後悔のない仕上がりを目指して、年末年始をゆっくりしてから、また2/22までの1ヶ月半を、頑張っていきましょうね!
Lilyでした!
先日、師匠Farasha先生とのショー出演時の写真です。Farasha先生、ありがとうございました❤️




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