十人十色
皆さんこんにちは、Magnolia です💜
朝、起きるのがつらい季節になってきましたね…😖
私は、春から子供のお弁当を作っているので、寝坊する訳には…と、毎朝、眠気と格闘しているのですが、
寒さに負けそうな今日この頃です…。
今回は、前回で少し触れようかと思っていた、家族の事、少しお話させて頂こうと思います。
これを書くにあたって、悩みました。
こういった話が、受け入れてもらえるのか、
重いと思われてしまうのか。
でも、最近、たくさんのSNSや、ネットの記事で、私と同じ境遇の方達が、
自分の事、家族の事、同僚の事を、世間の人に、
正しく知ってもらう為に、
また、同じ境遇になって、どうしたらいいか悩んでいる人達の為に、少しでも参考になれば、との思いで、自分の経験してきた事や、それにまつわる事を、
漫画や文章にして、発信しているのを見て、
私も、少しでも、家族や同じ立場の人達の事を、
理解してもらって、皆んなが過ごしやすい世の中になってほしいな、という思いで、少しだけ、書かせて頂こうかと思います。
私には、2人息子がいますが、2人とも、発達障害があります。
発達障害とは、生まれつきの、脳の障害の為に、対人関係をうまく築く事が出来なかったり、特定分野の勉強が極端に苦手だったり、落ち着きがない、集団生活が苦手、といった症状が現れる、精神障害の総称です。
その症状は、十人十色で、タイプも様々です。
うちの子は、2人とも、ADHD(注意欠陥、多動障害)と、ASD(自閉スペクトラム)の症状があります。
ADHDの特徴で、忘れ物が多い、片付けが出来ない、不注意、などがあり、
ASDで、こだわりが強い、感覚過敏、などがあります。
同じタイプですが、上の子と、下の子で、それぞれ症状の出方は違います。
発達の検査をしてもらって、特性の違いが分かるのですが、分野によって、IQが、高い、低いにバラつきがあるのが特徴です。
定型発達の人は、だいたい平均的に揃うのですが、発達障害の人は、デコボコが大きく出ます。
うちの子は、言語理解などの分野は数値が高く、
ワーキングメモリーや、推理、などの分野が低いです。
言語理解が長けているので、パッと話をしただけだと、雑学から、社会問題まで、幅広く話せますが、
きちんとする、など、曖昧な表現をされると、きちんと、の定義とは?と、悩んでしまって、上手く行動に起こせなくなったりします。
靴をきちんとしてね!では、分かりにくく、
靴を揃えてしまってね、と言わないと分からない、と、いった感じです。
小さい頃、よく、詳しく説明してくれないと分からない!と、怒ってました😅
外見からは分かりにくく、小さい頃は、男の子が落ち着きがないなんて、普通だよ!と、よく言われました。
でも、日常生活において、ちょっと危険だとか、集団行動になじみにくい、など、生きづらさを抱える事が多いんです。
下の子は、小学二年生の時に、登下校の最中に、バッタやチョウチョがいたら、捕まえに走ってしまうので危ない、との理由から、学校から相談されて、毎日私が送迎する事になりました。
上の子は、観光地の、城跡の堀から、7メートル下に転落して、頭蓋骨を骨折しました。
後から、心理の先生に、それは、危険を想像できず、不注意だったから、と、その時の事を教えてもらって、本人の特性もありますが、自分への特性も痛感しました。
私も、子供と一緒に発達の検査を受けて、ADHDの特性が出ていたからです。
あの時、上から皆んなの写真を撮っていて、皆んなが折り返して、見えなくなった後に、事故は起こりました。
危ないから、ふちじゃなく、道の真ん中を歩きなさいと言えば良かったと、自分の不注意を責めました。
下の子は、幼い事もあり、小学校から特別支援級に在籍し、先生方と、常に情報共有をし、落ち着いて授業を受ける為の工夫をたくさんしてきました。
ソワソワしてきたら、いちど席を離れて、軽い運動をして、また戻る、などです。
それらの経験は、今でも役に立っていて、
自分で、ちょっと落ち着かないから、水飲んでくる、とか、やっています。
年齢を重ねると、経験して、本能をコントロールする力がついてくるのです。
今は、中学生になりましたが、交流級として、定型発達の子達と、同じ教室で、朝から帰りまで過ごせるようになりました😊
集団生活は、穏やかに過ごせるようになったのですが、高校受験を前に、学習障害もあるので、本人、周り共に焦っています😅
興味があることには、脳の活性成分であるドーパミンが出て、楽しく取り組めるのですが、
興味がない(難しい、つらい)事には、ドーパミンが出ないので、学習障害によって、文字を書くのが苦手なので、全く取り組めなくなってしまうのです…😅
これが、世間では、怠けている、と、誤解されやすい症状の一つで、定型発達の人のやる気のなさと比べると、かなり違うみたいです…
塾に行っているのですが、先生に、特質を説明はしているものの、他の挨拶や、気配りが人一倍出来る部分もある為、あの子が、出来ない訳ない、と、思われてしまい、
やる気がない事に対して、厳しく言われてしまい、先生が怖くなり、塾に行く時間になると、お腹が痛くなってしまうようになってしまいました…
そんな事もあり、子育てにおいて、自分も焦ってしまっていました😔
今は、とりあえず、やる気を出す為に、少しずつ、出来る自信をつけれるように、声かけなど、工夫しています。
まず、私が落ち着かなければ、いい方向には行かないので、焦らず、焦らず、と、自分に言い聞かせてます。
こんな感じで、ざっと書いただけでも、大変そうかと思われるかもしれませんが、
感覚が鋭いからこそ、出来る事、視える世界の豊かさに気付かされる事もたくさんあります✨
上の子は、高校で、和太鼓部に入ったのですが、
耳の良さ、手に伝わる感覚の良さ、身体の使い方の分析力がすごくて、
一年生ですが、全ての楽器(大太鼓、中太鼓、篠笛など)のパートを覚えたらしく、三年生に混ざって、演奏させて頂いたりしてるみたいです。
本人に言わせると、どう叩けばいいのかは、
「太鼓が教えてくれるから」と言います。
正しい姿勢で、正しい力加減で叩けば、
ちゃんといい音が出るらしいです。
シンプルだけど、奥深い…
本人なりに、まだダメだった、とか、色々言っています笑😆
下の子も、今日の空の雲が珍しい形してたから、理科の先生と話ししてきた!とか、
先生からも、よく、黙ってさりげなくお手伝いしてくれます。など、嬉しいお言葉を頂いたりして、
ちゃんと、人とのコミュニケーションも取れてる!と、嬉しくなります。
親である私達は、順番的には先に死んでいなくなってしまいます。その後、自分の力で生きていく、
そこには、人とのコミュニケーションが必要なので、他の人からみたら、何気ない事なんですけど、
私達にとっては、とても大切な事です。
私は、学校の支援級の先生に紹介していただき、
病院が開催している、発達障害の子供を持つ親御さん達が、上手にお子さんをサポートする為に学ぶペアレントトレーニングにも通いました。
特性を、理解して、上手にサポート出来れば、社会でも充分やっていけると知りました。
実際、細かい所によく気付く特性を活かして、チェックをする仕事を任されている方、など、大手の企業でも、理解が進んでいるそうです。
今は、10人に1人の割合で、発達障害の方がいる世の中です。
その人の特性に合った仕事に就く事が出来れば、
周りも、本人も幸せになる環境が整うと思います。
私も、子供を通じて、大変な事もいっぱいですが、心理の世界、脳の仕組みなど、たくさん学べるので、とてもいい経験をしていると思っています。
何より、人の優しさに触れる機会が多くなりました✨
不登校になった子供を理解をしてくださり、応援してくださったピアノの先生、何事もなかったように、遊んでくれるお友達、どれだけ感謝してもしきれません。
そこには、思いやりという、優しい気持ちがこもっていたな、と、思います。
自分にも特性があり、レッスンの時にも、少し前に話した事を忘れて、同じ事聞いてしまったり、動画渡すのを忘れてしまってたりする時があり、
申し訳ないといつも思っているけど、
皆んなが、先生、動画ください!って、言ってくれるので、とても助かっています😅
自分の忘れっぽい部分は、直したいと思っているのですが、
こうした経験をしている分、
レッスンを受けに来てくださる生徒の皆さんが、
一人一人個性があって、得意な事、不得意な事がそれぞれ違う事など、理解しやすいかも、と、思っています。
子供の事は、夫と協力し合って、
全力でサポートしていきたいと思っています。
スタジオでは、皆さん一人一人と向き合って、
ベリーダンスが楽しく踊れるように、お手伝い出来ればと思っています。
この短い文章の中に、上手くまとめられたか分かりませんが、
これが、皆さんにお伝えした方がいいのかなと思っていた、家庭の事情なのですが、
事情を理解してくださって、いつも気にかけてくださるLily先生始め、
多くの人に、助けられて、ここまで来れたと思っています。
私が助けられて来たように、
もし、私の経験などが、誰かの心を軽く出来たなら、嬉しいなと思います。
まだまだ未熟者ですが、
精一杯、取り組んでいきたいと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。
Magnolia




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