下半身をどう使うかがダンス上達のキモ 〜内もも編〜
こんにちは!Lilyです。
やっと過ごしやすい気温で、いよいよ金木犀の香りが風に乗って届き始めましたね。
個人的には、大好きなサツマイモを買ったりいただいたりすることが多くなり、気分までホクホクしているこの秋、大変幸せな気持ちの毎日です。
お芋の話はそこそこに、秋はとてもイベントが多く、たくさんのショーに出演させていただいており、コロナ禍でとても苦労したのももうすっかり過去のものになりました。
年明け、いつもご愛顧いただいておりました企業様からのパーティーでのパフォーマンスご依頼なども続々お声をいただいており、
本当にありがたいと思っております。
この秋冬もたくさん踊らせていただくにあたって、さらに今よりも技術を磨き続けていかなくてはと身が引き締まる思いです。
さて、前回のブログから突然始まった ダンスのための下半身シリーズ。
今回は「内もも」について語らせていただこうと思います。
ベリーダンスの魅力。それは、女性らしいボディラインが養われることがひとつ挙げられます。
(他にもたーーーーーくさん魅力はありますが・・・)
女性らしいボディラインは、しなやかで曲線的、かつ、硬さやごつごつした印象のないもの。
その、硬さやゴツゴツ感というのは、体の外側の筋肉を使う生活が長いほど、なりがちなものです。
ベリーダンスは体の中にある、大きな大きな筋肉を鍛えてくれます。
お腹の中の内蔵をぐるっと横に、まるでコルセットのように存在する、腹横筋(ふくおうきん)
両アバラ下からヘソにかけて斜めに走る、腹斜筋(ふくしゃきん)
背中の下の方の、広背筋(こうはいきん)
そして、おしりの中のほうにあって、膀胱を下から支える、骨盤底筋(こつばんていきん)
これらを使って踊るから、外に現れる筋肉がゴツくなりにくく、マシュマロボデイのまま、かっこいい動きができるようになっていきます。
そして、今日のテーマの内ももは、これらの大きな4つの筋肉を使えるかどうかを支配している部位なんです・・・!!
もう、ここまででめっちゃ難し〜!! という方、、、わかります。
なのでもう、もっとシンプルに話していきましょうね。
内ももにグレープフルーツを挟んで歩け、踊れ、と言われたとしましょう。
難しいと思いませんか?
でも、これが、ふらつかないでしっかりとしたターンやステップができるかどうかの分かれ目です。
内ももが空いてしまうとき、一本一本の片脚ずつ(英語で言うとlegs)で、2点で身体を支えることになります。
つまり、左右に揺れながら安定することになります。
その状態で、やじろべえのように歩いてみたと想像してください。
地球の自転の慣性に引きずられ、片脚から片脚へ頭の重さが移動する。すると、印象が「かたかた、ふらふら」となってしてしまうのです。
逆に、内ももを閉じて、脚の内側を全部くっつけるようにすると、両足は「太い一本の脚」のような感覚になります。
それでも、足部分(足首から下、英語でいうとfootの部分)は、ハの字型に置くことで、両かかと・右つま先・左つま先の合計3点で床から立ち上がる形なので、安定しています。
そして、その状態で、おしりに割り箸を挟むように、パンツを吸い付けるように、骨盤底筋を引き上げるイメージをしてみると、
とても身体の芯が強く感じ、電車の中で吊り革に掴まらなくてもヨロヨロしないかも…!という、力強い身体の芯を感覚として得られるはずです。
この状態をいかに保てるかを、プロダンサーは熟知しています。
ターンの終わり際。
腰から追って頭を下げる、「ダウン」のとき。
ヒップドロップの間もずっと。
ルルベダウン、アップのときも当然に。
上半身ムーブメント系のときはもう、マストで内ももを閉じないと大きくなんてできません。
いつやるの?じゃなくて、いつならやらなくてもいいの?というのが適切なほど、デフォルト装備なのです。
シンプルに、ガニ股状態、内股状態というのは、優雅なイメージから遠ざかりやすくなるというのも、イメージしやすいでしょう。
ベリーダンスを習いはじめてから、O脚やX脚が良くなった、治ってしまったという方もたーくさんいます。
初心者さんや、アマチュアダンサーで、内ももが空いているのが原因で上手く身体が扱いきれないという場合が本当に多いです。
内ももを閉じれていると思っていても、瞬間瞬間で、自分にとって難易度の高い振りやムーブメント、コンビネーションのときに、空いちゃうっていう方もめちゃくちゃ多いです。
内ももは、私が常にプライベートレッスンを受講してくださる生徒様は、全員言われすぎて耳にタコだと思いますが、
すぐに忘れてしまったり抜けてしまったりする部位。そして、めちゃくちゃ重要で、内ももを使えるようになればなるほど、クリアで迫力のある、重みのある、しっかりとしたダンスに進化していきますよ。
下半身のお話はまた続きを別のパーツごとにお話ししていきますね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
Lily
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