過去の自分が教えてくれること
こんにちは!Lilyです。
気づけば3月半ば、少しずつ暖かい日が増えてきましたね!
三寒四温で、寒い日、暖かい日、強風の日、花粉が飛びまくる日が目まぐるしく繰り返し、春に向かっていくこの季節は、さまざまな出会いと別れの季節でもありますね。
先月2月末は、当校発表会が無事終わり、生徒さんたちの輝きと成長をしっかり見届けることができ、幸せいっぱいのうちに終え、また今月末には、当校10周年のお祝いに周年祭を行う予定で
この後も楽しいお祭りが続いていくことにワクワクしております。
さて、では早速本題へ。
「過去の自分が教えてくれること」
について、お話させていただきます。
というのは、発表会の動画が先日届きまして、動画をチェックしておりましたところ、当スクールの最初の発表会の動画と比較する機会がありました。
そこで、私のパフォーマンス動画を見て、驚きの発見がありました。
なんと、今の生徒さんにお伝えしているような、大切な部分(基礎、スキル、表現など)が、全く出来ていない演技だったのです。
今の私のスクールを、かつての師匠から引き継ぐような形で始めてから、初めてついてきてくれた生徒さんたちを舞台に立たせてあげたい、という思いだけで、迷いながら一生懸命開催した発表会で、スクール代表者としての演技をしたものでした。
それなのに、今現在、私のもとで学んでくれている生徒さんで、4年くらいいらっしゃる方より、その時の私は未熟に見えるのでした。
見ていてとても恥ずかしく、苦しく、申し訳ない気持ちになりました。
過去の自分の動画は、もちろん見るようにしてきたのですが、ここまで昔のものは見てこず、せいぜい5年前までの動画まででした。
でも、、、その10年前の私は、こんなふうに見る機会が訪れなければ、見ないままでいたのでしょう。
だって、10年前です。10年も、ベリーダンスに向き合って、ほぼ毎日踊って、教えさせていただいてきました。
私が、ベリーダンスを始めたのは、15年前。それから5年間、生徒・弟子として学び、そこから10年は、師と呼べる人は遠くにいらっしゃるという状態でした。
当然と言えば当然のような気がしますが、この10年に、私は遠回りながらも、自力で進化してきたのです。
こんなことを言うと、がっかりさせてしまうかも知れませんが、私はとても未熟者なまま、スクール代表者となり、生徒さんに恵まれてきたおかげで、自分も一緒に成長してきた結果、今のようなパフォーマーになったのです。
決して天才なわけがなく、ただ、愚直に、見て学び、表現し、受け止め、改善し、を繰り返し繰り返してきました。
今、見えているものは、見えていなかったし、視野がとても狭かった私でも、10年指導者を続けてこられたおかげで、視野が広がり、出来ることも見えるものも増えていった結果、基礎、スキル、表現力というものを、今は少し身につけることが出来たのでしょう。
そして、今私の元にいる生徒さんは、進化するスピードが速く、私よりもよっぽど上達スピードが速いということも強烈に感じました。
誰かのそばで、学び続ける。それが、どれだけ恵まれていることなのか。。。
私と出会った生徒さんたちのことが、私は羨ましいです(笑)
でも、完璧な指導者でなくても、教え続けさせていただけたからこそ、
ベリーダンスというライフワークに出会えた、と言ってくださる方もいるのも事実です。
そんな当時の私でも、慕ってくれて私の元に来てくださった方は少なくありません。
だから、一瞬落ち込みましたが、自分を責めすぎることはしないで、
ただ、事実として受け止めて、こんな時の過ごし方をさせてもらえたことに、感謝をしようと思いました。
過去の自分を見ることで、気づけなかったかも知れないことに気づくことができました。
皆さんも、過去の自分のパフォーマンスを、特に1番最初の、1番見たくない動画があるのなら、一度、見る機会を持ってみてはいかがでしょうか?
私は、生徒さんに必ず毎回、出演した後に「反省会」をするように指導しています。
その反省会は、
- 出来たこと(やろうと思って頑張って、実際出来たこと)
- 出来なかったこと(次はリベンジするぞ!と思ったこと)
- 感じたこと(演技の出来や自分のこと以外でもOKで、どんなことを感じたのかを反芻)
この3つを振り返るようにしてもらっています。
1.の出来たことを自分で労い、褒めてあげることがとても大切です。そして、2.で、自分を責めるだけに終始しないで、悲しみや心のうちを吐き出すのも、とても大切です。
そして、3.では、演技に必死な自分を客観視することがとてもとても大切なんです。
よく生徒さんから出る言葉は、ご自身が「目線が下がっていて自信がなさそうに見えた」というもの。
振り付けを間違えないことに必死になっていた、その日の演技とは無関係なところに、印象として残りやすいのが、目線、手足のこと。後は、動きが小さい、というものも多いですね。
このあたりは、他の方と比較し、客観視しないと気づけないからこそ、反省会では分厚く時間をとって感じていただく必要があります。
そうすれば、どんどん今後のあなたの演技が輝いていくはずです。
繰り返し、過去を振り返り、たくさんのことを感じられる。
見るのは辛いかも知れませんが、過去の自分は、反面教師として捉えつつ、責めるのではなく、肯定していきましょう。
今のあなたを、頑張ってきたあなたを、少しは褒めてあげて良いんです。
落ち込むためではなく、今のあなたをあなたが褒めるために。過去の自分を、ここまで頑張ってきた自分を、愛してあげてほしいです。
Lilyでした!
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