音を聞いて音に乗る
こんにちは!Lilyです。
今年は、9月に入っても猛暑が続き、湿度の高い状態ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
流行り風邪もありますので、皆さんも体調に気をつけてくださいね。。
さて、私はというと、今週末に大きなイベントを控えており、準備に追われています。
↓こちらは個人で開催しているものですので、当スクールとは関連はございません🌟
NAGOYA BELLY DANCE FESTIVAL vol.2
ベリーダンスのコンペティションと、エキシビションショーを
名古屋近郊で行うイベントです。
こちらの主催、コンペティション審査員、そしてエキシビションショーのダンサーとして参加させていただくという試みなのですが、
当日のコンペティションの決勝戦の準備がとても多く、ミスがないかと毎回ヒヤヒヤです。。。
でも、この日のために練習を重ね、遠方からはるばる決勝に出場するために努力していらっしゃる皆さんの
晴れの日になるように、心をこめて準備を進めていますので、ぜひ当日お会いできる方は、どうぞ楽しみにしていてくださいね♫
当日券もありますので、ぜひご覧になりたい方は会場までお越しくださいませ♫
さてさて、タイトルの内容について、ここからお話ししてきたいと思います。
この記事を読んでくれている皆さんは、昔から「踊る」ということが身近じゃ無かったでしょうか? それとも、身近だったでしょうか?
踊ることが今は大好きになった人でも、かつては想像もできなかった、という方が、意外と多いのではないでしょうか。
そもそも皆さんにとって、踊るということは、どんなものなのでしょう。
特別なこと。
楽しいこと。
目標として取り組めること。
達成感を味わえること。
そして、きっと、どうなりたいかというイメージもあるのでなないかと思います。
憧れのダンサーさんみたいに。
先生みたいに。
あの先輩みたいに。
これらはきっと「客観的に見て、とても素敵な姿」を目の当たりにして、憧れた姿だったのではないでしょうか。
そして、「踊る」ということは、そんな方にとって、その憧れの姿、理想の自分に近づくための手段であるということ。
これらは、もちろん間違いでもなんでもなくて、素晴らしいポジティブなエネルギー、そして、モチベーションだと思います。
ただ、それは、踊ることの全てではないと、私は考えています。
そもそも、踊ることは、言語や文字が生まれるよりもきっと前から、動物だった時の記憶から、すでにあったものなのです。
楽しいから。
伝えたいから。
体が勝手に動いてしまうから。
そういった、自然発生的に起こるものであるという側面も大きく、エモーション・パッションを伝える手段だったのです。
脳で思考し、真似を繰り返し、理想の姿になるために努力する、ということよりも
もっと手前にある行動であり、
だからこそ人の精神や心に直接働きかけ、自分の好みのスポットにハマってしまうと、
誰かを「なぜかは説明できないけれど、とても魅力的だ」と思わされてしまうもの。
私は、その要素こそ、踊る姿の魅力の大きな部分を占めていると思います。
そして、この要素は、頑張って磨けるものかもわかりません。
ある程度、本能的な分野なので、どなたにも原始的にはあるはずだと思います。
それに蓋をしたり、自意識でコントロールしようとしたりすればするほど、あまり感じられなくなったり、見えなくなってしまう。
踊る時に、絶対必要なものは何でしょう?
それは、体内に響く、「リズム」。
それは、空間に響く、「メロディ」。
どちらも、製作者がいて、言葉ではない手段で思いを伝えるために、愛情を込めて作られたものです。
体の中でリズムを感じられれば、リズム本来が持っている印象
例えば、
弾むようなら喜びを
横たわるようなら悲しみを
だんだん昂るようなら、高揚感や焦りを
重く連続するようなら、威厳や畏怖を
そして、メロディが乗ることで、さらに奥深く
いろんな感情や物質を表現しています。
それが、音 というものなのです。
音をちゃんと聞いて、音に乗って踊ることができるかどうか。
そうすれば、本能的に誰のハートにも響く、フィーリングを感じられる踊りになるのです。
振り付けをなぞっているだけになってしまう。
自分にとって難しい振り付けの直前で、緊張してしまい上手くできない。
動きが小さい。
音より早く進んだり、間違って音を取っている気がして混乱する。
こういったことが、踊っている最中にはよく起きる方も多いと思いますが、
それは、音が皆さんの体の中で、きちんと聴こえていますか?
それを見ている方に、音が踊りを通して聞こえるでしょうか?
音には、とてつもないパワーがあります。
それは、きっと、視覚的な踊りよりも大きなパワー。
私は、お客様の前で踊るとき、心に決めていることがあります。
それは、「五感で私のダンスを楽しんでほしい・楽しませてみせる」ということ。
目で見て、耳で聞いて、それが同じものを表現できていたら。
鼻で香り、舌で美味を感じ、触れるほど近くに感じられたら。
感動しないわけがないんです。
それは私がいつも、ショーを生で見たいと思う動機だからです。
踊りが上手くなりたい!
人を惹きつける踊りをできるようになりたい!
そう思うなら、誰よりも、音を楽しみ、音にのり、音楽と溶け合うように振る舞うことを目標にしてみてはいかがでしょうか。
その時、あなたは他の何よりも魅力的に映ると思います。
私は、昔から
音が鳴れば体が勝手に動いてしまう、踊り狂うタイプでしたので、音に乗ることは困難ではないので、恥ずかしいと思ったことがないんですが(笑)
恥ずかしいという思いが勝ってしまうだけで、本当は体が動いてしまう瞬間ってありませんか?
その、体が感じる分野を、感性を、大切に育ててみて欲しいです。
恥ずかしい事でも何でもない、あなただけの感性に、蓋をしないであげてほしい。
この分野をどう考えればいいのか。。。ということが、できるかできないかで、あなたが魅力的に踊れるかに大きく関わります。
難しいお話しでしたが、音というものをしっかりとらえ、味方につけることができるように
今回の記事を書いてみました♫
踊りを心から楽しめるよう、私も精一杯指導させていただいています。
ぜひ、これからも一緒に、踊りと美しさを追求していきましょう!
Lilyでした!
Photo by YAMADA
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