チャレンジは人生の喜び – 2022/8/21 イベントレポ
こんにちは、Lilyです!
9月に入って、慌ただしくお過ごしのみなさん、お疲れさまです。
私も、日本中、世界中で停滞していた時が動き出し、そのうねりの中で、必死にペースをつかもうと
あたふたしている毎日です。
8月は、コロナの勢いがあるとはいえ、屋外のイベントでの機会をいただき
ラピスラズリ一同で、「Worldwide dance festival」に出演させていただきました!
主催のタマトアジャパン代表、Nana先生 そして、ご縁をつないでくれた生徒さんに感謝です。
このイベントで、ラピスラズリ在校生、そして卒業生、合わせて19名で参加させていただきました!
この日は、湿度がとても高く、風がなかったのだけが救いでしたが、過酷なコンディションでした。
全員が、立っているだけで滝汗。演者ももちろん、観客の皆様も、カメラを構えてくださった皆様も、本当に暑い中でのイベントでした。
私達の演目は、卒業生が1曲、在校生が4曲、計5曲を踊らせていただきました。
在校生の中には、遠方に引っ越しをしており、このために愛知に駆けつけてくれたかたも、今は諸事情でクラスに通えていないかたも、各自で一生懸命練習をして、
全員が前日のリハーサルでは遅くまで練習してくれて望んだイベントで、私達にとって特別なものでした。
しかし、ラストのフィナーレの曲で、まさかの音響トラブル。
用意したCDに、傷が付いた様子で、突然曲が止まってしまい、私も含めて初体験のトラブルに見舞われてしまいます。
再度、曲が最初からかかり直し、また踊り始めたものの、同じところでまた曲が止まります。
2度のトラブルの中、お客様は、ペースを掴ませてあげようと、ずっと拍手をしてくださっていました。
でも流石に、何も音がなっていない舞台の上で、イベント出演が初参加の子も居る中、どうしたものかという空気が流れ始めたその時。
一人の生徒さんが機転を利かせ、音源を自分のスマートフォンで流してくれて、その音をワイヤレスマイクで拾い、会場のスピーカーで流すことができました。
音がまた戻ってきてからペースをつかめるようになるまで、私が舞台に上がりみんなを引っ張ろうとしたその時、
卒業生たちが私と同じように舞台にあがり、後輩たちを引っ張ってくれたのでした。
卒業生たちは、もちろん何度も何度も踊ってきた曲でしたが、当初はフィナーレの曲に参加する予定ではなかったのです。
それでも、後輩たちのためにアドリブで演じてくれたのです。
私は、長いあいだ お客様の前で、ダンサーとして振る舞い、いち講師として感情を表に出すべきではないと考えてきました。
でも、このときばかりは。。。舞台の上で、涙をこらえる事ができませんでした。
彼女たちが後輩の後ろにたってくれた姿で、どれほど勇気をもらえただろうと思います。
無事、フィナーレ演目を終えたとき、お客様からも、惜しみない称賛の拍手をいただくことができました。
ラピスラズリ史上、とてつもなく大きく、素晴らしく、幸せな記憶になることと思います。
第一期生の卒業生のみんなが、ラピスラズリとして出演する、最後の機会でもあり、また
新たな門出を祝う区切りでもありました。
第一期生のみなさんは、ラピスラズリがスタートしてから約8年、ラピスラズリのスクールともに成長してきた、ともに濃密な時間を過ごし、切磋琢磨し合った仲間たちなのです。
その彼女たちが、卒業生として立派に羽ばたいていく背中を見守ることしかできなくなることは、寂しくもあり、頼もしくもあり、まだまだ心配してしまったりと、とても複雑です。
生徒を卒業させるという経験も、いつかは経験したいと思っていたけれど、実際は初めてのことで戸惑いもありましたが、
彼女たちには、要するに、上京する娘をいつまでも案じている、田舎に置いてきた親みたいなものと、私のことを忘れずに居てくれたら嬉しいなと思っています。
彼女たちには、常に「私を超えていけ」と、そして
「いつか、あなたたちが開くイベントで、私を大御所ゲストみたいに招待してもらうのが夢だよ」と伝え続けてきたので、
きっと、今よりももっともっと上手くなって、沢山経験をして、自立したダンサーとして、立派になった姿を私に見せてくれるその日を、今から遠くない未来に待っていようと思います。
私のそばにいたら、頼ってしまってずっときっとできなかったことを、今、チャレンジしていくみんな。
その姿勢が、何よりも美しく、眩しく見えます。
そして、在校生のみんなの目覚ましい成長は、本当に私が育てたのだろうかと疑ってしまうほどで、手前味噌ながら、可愛くてしかたがありません。
今回のイベントでも、急遽来られなくなったメンバーもおり、その方の代打として、自分のパートではない舞踊を担当してくれた方がいたり、臨機応変にその場の構成を立て直したり、また、舞台の上でのトラブルでも、しっかりと乗り越えてくれたのを目の当たりにして、
こんなにも、チャレンジを通して成長してくれていたんだなと感動ばかりでした。
在校生の皆さんに、私は
コロナ禍でもチャレンジする機会を持っていってほしいと常々伝え続け、
スクールハフラを積極的に企画してきましたし、その都度、出演するなら「なにか新しいトライ」をしよう!と呼びかけ続け、そして
その呼びかけに答え続けてきた皆が、こんなにも頼もしくなっていることが
やってきたことが間違っていなかったんだなと思いました。
上手になりたい! みんなと揃っている群舞を!もっともっと、出来ることをしよう!
そういうポジティブなメンバーに恵まれて、のびのびと成長していく我が生徒たちは、ここから先も、どこまで伸びていくのだろうと思わされずには居られない子たちです。
まるで、新芽を付けて枝葉を伸ばしていく若木のような、私にとって宝物のようなそんな存在です。
そんな経験を私にくれた、このラピスラズリという「ゆりかご」を、これからも守っていこう。
望んでいただけるなら、ずっと。
そんな気持ちをまた、生徒さんたちからもらいました。
人生でのチャレンジは、いつからでも出来るし、大きくなくてもいい。
チャレンジ出来る事自体が、奇跡であって、叶うかはどうでもいい。
それこそが、美しい人生の輝きなんだなと、思います。
ダンスを通じて、そんなことを考えさせてくれたイベントでした。
このあとの9月から年末にかけて、すでにいくつもイベントを控えており、生徒さんたちもペースを掴むのに大変な時期に入りますが
無理せず、いつでも休憩できるから、安心してチャレンジをしていきましょうね!
Lilyでした!
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