練習は本番の如く 本番は練習の如く
こんにちは! Lilyです。
梅雨ですが、夏日が続いていますね〜! みなさん体調を崩されていませんか?
ここ最近、私はというと
WSや出演予定など、ダンスに関わる予定が少しずつ増えてきているため、
準備に追われる日々でバタバタしていました。
とはいえ、とってもありがたいことですね。
さて、先日は発表会に備え、スクール生全員で出演する演目のワークショップでした。
初めて私のレッスンを受ける方、初めての小道具に挑戦する方
そして、長時間のワークショップそのものを初めて受ける方もたくさんいらっしゃいました。
ラピスラズリの発表会での恒例行事、クラスの垣根を越えて
全員で一つの演目を作り上げる という企画ですが、
クラス間交流が盛んになってきたころから、自然発生的に生まれたものです。
まだまだ感染症に関する注意が必要な時期での開催でしたので、
ディスタンスをしっかりと取って行いましたが
ラピスラズリは、クラス間の仲がとっても良いので、みなさん楽しそうに
そして、刺激を受けながら長時間のWSを見事にやり切りました!
みなさん、お疲れ様でした〜!
あと半年かけて磨きに磨いて、最高の演目にしましょうね!
それでは、練習する時の大切な金言
今日のブログタイトルのテーマ
「練習は本番の如く 本番は練習の如く」
この言葉を、みなさんに贈りたいと思います。
本番のステージでは、どうしても緊張します。するなという方が無理というもの。
緊張したとしても、練習してきた努力の成果が出せたら、それが一番良いことです。
とはいえ緊張すると、なかなかこれができないものなのです。
そもそも、「緊張する」とはなんなのでしょう?
緊張すると何が起きるのか?
考えてみましょう。
“緊張するとは何か?”
人は、「期待に答えたい、失望させたくない」と思うと、緊張するそうです。
その期待とは、人から寄せられたもの そして、自分が自分に期待すること 両方を含みます。
“緊張するとどうなるのか?”
緊張すると、呼吸が浅くなり、アドレナリンがドバドバ出て、音が何故かいつもより遅く聞こえる。
視線が泳ぎ、筋肉が強ばって可動域が小さくなり、脳がフル回転してるような気がする。
でも、踊り終わったら、舞台の上で何を考えてたのか全然思い出せない。
こういう状態です。
緊張 なんてもんじゃなくて、「焦り散らかしパニック状態」に近いと思います。
パニック状態で踊ると、大後悔します。
- 練習では出来たはずのムーブメントが出来なくなった・・・
- 音が何故か正しく聞けなくて、タイミングがずれてしまった・・・
- 振り、フォーメーションを間違えてしまった・・・
- 表情が暗かった、どこをみてるのか分からない踊りになってしまった・・・
と落ち込んでしまう場合もしばしば。
でも。。。。!!
一人でも踊りを見てくれる人がいたのなら、
その方がくれた人生の5分に、責任を取りたいと思っています。
見てくれてありがとうございます!
来てくれるために使ってくれた時間までも、後悔させないから!
絶対に楽しんでもらうから!
こんな気持ちで、パフォーマンスしたいと
私はいつもいつも思っています。
だから、落ち込んでいるよりも
自分の踊りに自分が納得できないことよりも
踊っている間は、自分じゃなく、自分を見てくださる方に絶対に意識を向けたい。
とはいえ、慣れるまではとても難しく、今も慣れきったわけでもないので
未熟な私は、あるマインドセットを持つことによって、自分を律しているわけです。笑
自分を律する方法? そのマインドセットを知りたい!と思った皆さんに、
ぜひおすすめの処方箋、具体的なアクションプランをお伝えします!
① 自分に期待しすぎない(いい意味で)
②「時間内に出来たものが実力」と腹を括る
③ 舞台では、目の前の景色をいつも練習している風景に「脳内置き換え」する
舞台に立って納得できないものをやってしまったとき。
一番辛いのは、自分に期待をして、その期待を裏切ってしまったこと ではないでしょうか。
誰よりも自分が自分を一番見ているし、努力してきたことを知っている。
誰よりも自分が自分の味方なんです。
その一番の味方の期待を裏切ってしまうことが、悲しくて悲しくて仕方ないのです。
でも、大丈夫。大丈夫です。あなたはそのままで素晴らしい。
努力したあなたは、舞台に立ったあなたは、挑戦したじゃありませんか。
経験値を積んだじゃありませんか。
次に生かせば良いのです。無駄なステージなんて一つもありません。
それに。
また舞台に立てる日が、もう二度と来ないかもしれないのですよ?
誰しも、「次回は」「また今度」が来るとは保証されていないのですから。
その一回を、誇りましょう。慈しみましょう。
次回が来ないとしても、あなたが魂を燃やしたそのステージは
人生のどの瞬間とも違う輝きを
あなたの中でずっとずっとずっーーーと、放っていくはずです。
この前提を踏まえた上で、努力してきた時間も、それがどんなに少なかったとしても、
ゼロじゃないのであれば、誇ってあげていいのです。
努力量や、割いた時間が「人より多いか、少ないか」ではなく
時間内に出来たこと=自分の実力なのだから、それで良いのです。
とはいえ、それだけじゃ、思い込みや気合いでなんとかするという感じなので
しばらくメンタルがなかなか辛いものがありますよね。
では、本番で、絶対に失望しないおまじない(効果抜群!)を教えます。
目の前の景色をいつも練習している風景に「脳内置き換え」すること。
いざ舞台で出る直前になると、心臓がドキドキしてきてすごく苦しくなると思います。
その時に、いつものスタジオに脳内で目の前の景色を置き換えるのです。
鏡があって、仲間達と自分が映っている、あの景色。見慣れたあの場所です。
観客の方の目も絶対に見てはいけません。観客の方の頭の上のあたりに、
いつも見ている鏡に映った景色を置きましょう。
これだけで心が静まり、曲がしっかり聞けて、いつものように踊れるはず!
そして、このブログ記事のタイトルにあるように、練習は本番の如く も忘れてはいけません。
本番で焦り散らかしパニック状態になるという方は
「鏡のない環境で、誰かが見ている状況で、その1回の中で実力を発揮する練習」が足りてないことを
自覚することがまず必要です。
練習で絶対にやるべきことは、
脳内で、かつて本番の舞台から見えた景色に置き換えて、
鏡のない環境で正面からの動画を何度も撮ること。
鏡に向かってどれだけ踊っても、鏡の前でなら、振り付けを間違えないようにはなれるでしょう。
でも、本番の舞台で実力を発揮できるようにはとても遠回りになってしまいます。
できれば、友達に見てもらえる(擬似的な観客がいる)環境で、鏡無しで踊り
その時の自分の踊りを必ず録画し、1回1回をちゃんと見ていきましょう。
気に入らないからといって途中でやり直したり、見ないで動画を削除するのはダメです。
どんなにひどかろうと一回やり切るのです。それが、今日もし舞台に立ったら映るはずの姿です。
そうやって、自分に過度に期待しない練習もできるので一石二鳥です。
そもそも、いい意味で「自分に期待しない」というのは、この状況を知らないでいるから起きるのです。
そもそも人から自分の踊りがどう見えているか知らないで舞台に立つから、
こんなにひどいなんて、、、とショックを受けてしまうのです。
現実を正しく知り、幻滅しない練習をすれば、メンタルは強くなります。
これをできる限りやれば、絶対に絶対に慣れることができます。
また、シンプルに上手くなります。
最後は、積み重ねた努力を、自分を、信じてあげること。
そして、愚直に基礎をこれからも積み上げていくこと。
そんな自分を大好きになれる舞台を、ぜひ一生に一度は踊れるといいなと
私は日々思いながらダンスに向き合っています。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
Lilyでした!
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